イタリアセリエAのボローニャ所属の冨安健洋選手

日本にはこれまでにも大きく期待されたセンターバックがいました。しかし、冨安健洋選手はこれまでのセンターバックと異なる特徴を持っているのです。
それは、高さや読みの早さ、パワーなどディフェンダーに求められる能力を高く持っているだけでなく、低い位置でゲームを組み立てずに高い位置で攻撃に参加をするという点です。
イメージとしては、ドルトムントのフンメルス選手やバルセロナのピケ選手が近いと言えます。

守備の国イタリアセリエAのボローニャへの移籍が決まったのも、こういった特徴が評価されたからだと言われています。
ボローニャは元日本代表中田英寿氏が所属していたことでも知られており、非常にレベルの高いリーグでしのぎを削っています。入団前から評価は高く活躍が期待されているのですが、冨安選手はこれまでどのようなサッカー人生を歩んできたのでしょうか?

そもそも彼の存在が注目されたのは、小学生の頃でした。この頃から福岡県内でも屈指の選手だと言われていましたが、バルセロナが開催したサッカースクールでも大きく評価された経験があります。

中学時代は地元福岡にあるアビスパ福岡の下部組織に入団し、中学3年生にしてプロ選手の中で技術を磨きました。高校3年時にプロデビューを果たし、数試合を経てレギュラーに定着します。

2018年のパナマ代表戦で日本代表としてピッチに立つと、その高い能力が評価され、あっという間に代表でもレギュラーの座をつかみ取ることに成功しました。
188cmという恵まれた体格にもかかわらず抜群のスピードとテクニックを誇り、イタリアの地でどこまで活躍できるか注目です。

サッカー選手