中田英寿は過去の日本選手の中でもレジェンド的存在

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AFCではアジア各国のサッカー選手のうち、輝かしい活躍をした選手として年間最優秀選手を選出しています。過去の受賞者の多くは歴代ベストイレブンに選出されてもおかしくない選手たちで、その中には日本人も含まれています。
年間最優秀選手を過去に受賞したことのある日本人選手は、1993年のFW三浦知良を始めとして、MF中田英寿やMF小野伸二、MF遠藤保仁と錚々たるメンバーが揃っています。

中でも中田英寿は、海外でも常に所属クラブの中心として活躍し続けたレジェンドです。ユース時代から有名だった中田英寿がJリーグのベルマーレ平塚に加入したのは1995年のことで、在籍した1998年までの間に2度もアジア年間最優秀選手に選ばれています。
特に1998年に出場したワールドカップフランス大会では、グループリーグで日本代表が3連敗する中、圧倒的なサッカーセンスと安定感を見せつけ世界にその名を知らしめました。

欧州の1998年シーズン開始前にセリエAのペルージャへ移籍を果たすと、デビュー戦から日本人離れしたフェジカルで、ピッチ上で輝きを放つなど、ファーストシーズンから大活躍を見せます。
ASローマへ移籍した際には、当時ローマの中心選手だったトッティの控えという位置に甘んじながらも、出場した試合では常に存在感を見せつけ、以降も日本人サッカー選手としては異彩を放ち、2006年に惜しまれながら引退しています。
セリエAでは優勝を経験し、日本サッカー界への影響を強めました。

同じチームのFWをも驚かす代名詞のキラーパスは、多くのファンを熱狂させました。
現在海外で活躍している日本人選手の中にも、影響された選手は多いでしょう。